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吉沢貫達 

大正4年広島県生まれ。東京、京都で大学生活を送った後、軍隊に召集され、中国での軍隊生活を経て終戦を迎える。
その1週間後仏教の偉大さと有り難さに心を動かされ、将来、この尊い教えを少しでも多くの人達に伝えていく方法はないものだろうかと考えた末、仏教版画を世に出すことを考案する。 帰国後サラリーマン生活を送った後、53歳で退職。その1年後、仏教版画家の道を歩み出す。

当時比叡山延暦寺の阿闍梨であられた葉上照澄様より『貫達』の名を賜る。
また棟方志功画伯とも親交を深めながら独自の作風を築き上げていく。

そして残りの23年間を仏教版画製作に費やし、平成5年3月3日享年77歳で人生の幕を閉じる。